2008年07月22日

【白衣のマーケター】ホームぺージアドレスをどうするか?

Webを使った医療マーケティングにおいては、ホームページアドレスの表記をどうするかについては極めて重要な判断対象です。

医療機関名である固有名詞に沿うような英文字を選択するケースが一般的ですが、マーケティングの観点から一工夫し、診療科目をホームページアドレスとして掲げている病院・クリニックがあります。

http://www.ganka.jp(兵庫県の眼科・新長田眼科様)
http://www.jibika.jp (東京都の耳鼻咽喉科・奥平耳鼻咽喉科様)
http://www.nyou.jp(神奈川県の泌尿器科・新ゆり武内クリニック様)
等々

ホームページアドレス自身が意味を包含しており、提供している医療サービスがダイレクトに伝わります。駅看板・バスの車内広告でメモをとらなくても患者が暗記しやすいといった効果もあります。

上記でご案内したホームページアドレス「www.ganka.jp」の内、「ganka.jp」の部分をドメイン名といいます。ドメイン名は(株)日本レジストリサービス(JPRS)で申請・取得することができます。取得は先願主義による早い者勝ちです。

「ganka.jp」にしても「jibika.jp」「nyou.jp」にしても、誰もが所有し、活用できるドメイン名では既にありません。なぜなら、医療サービスを展開する上でマーケティング的に非常に価値のあるドメイン名であるからです。稀少価値もあります。

実際、「ganka.jp」「jibika.jp」「nyou.jp」 は2001年に取得されています。2001年はまだまだインターネットが今ほど普及していませんでした。ソフトバンクによるADSL事業も始まったばかりのころです。医療業界にWebマーケティングを持ち込もうとする先見性のある病院・クリニックの経営者の強い意思を感じます。

「ganka.jp」「jibika.jp」「nyou.jp」のような価値の高いドメイン名は、2008年7月現在ほとんどが取得されているようです。

しかし2001年に勝負の決着は着いてしまっているのでしょうか。もう今からWebマーケティングに取り組んでも手遅れなのでしょうか。もちろんそうではありません。

ホームページアドレスをどうするかについては、診療科目を使ったドメイン名の活用以外にまだまだ工夫の余地があります。

たとえば次のような参考事例があります。

http://kirei.jp(埼玉県・東西若若クリニック様)

「きれい」のローマ字である「kirei」を使ったホームページアドレスです。診療科目そのものでなくても、医療サービスのコンセプト、診療科目の両方を想起させる何かしら英字ワードが使える場合、ホームページに活用できる可能性があります。むしろ単純な診療科目のドメイン名より戦略的なホームページアドレスです。

歯科であれば、
・itakunai.jp
・hanarabi.jp
・nagamochi.jp

美容外科であれば、
・bijin.jp
・before-after.jp
・bihaku.jp

などがすぐに思い浮かびます。
(残念ながら上記6つのドメイン名は既に所有者がいます)

このような類のホームページアドレスは、医療業界以外も使いたがるので、のんびりしていられません。

上記で示した
・nagamochi.jp
はお菓子のガムのメーカーが、
・before-after.jp
リフォーム会社が既に取得し活用しています。

ホームページアドレスに関するその他の工夫としては、日本語ドメイン名による複合語も今後は有力です。

たとえば東京都渋谷区の歯科の場合、

・http://渋谷区の歯科.jp
・http://渋谷区の歯医者さん.jp
・http://渋谷区の歯医者さんならココ.jp

などの表記が考えられます

http://shibuyaku-no-shika.jp
では看板を見た見込患者も家に帰ったら忘れてしまいますね。英字のドメイン名ではありえない選択肢ですが日本語ドメイン名では成立します。日本語ドメイン名なら広告コピーのような対処が可能なのです。

もし貴院のホームページアドレスがプロバイダから無償で提供された長いつづりのホームページアドレスであったり、独自ドメインであっても暗記しにくいものであったりするとき、患者さんが記憶しやすい、メモを取らなくても暗記できるホームページアドレスにならないか見直してはいかがでしょうか?

次回につづく。