2008年04月04日

【白衣のマーケター】ネット診療圏特集(その3・検索エンジンの銀座鳩居堂前に立地しよう)

実際の土地の銀座鳩居堂前のように、検索エンジンにも皆が憧れる超一等地といったものがあります。Webを使った医療マーケティングの中心テーマです。

正確には「超一等地がある」というよりも「超一等地を開拓する」といった方がいいかもしれません。SEO・SEMなどを駆使し、日々改善に努め、自らバーチャルな土地を切り開き、価値を高めていかなければなりません。

鳩居堂前などの実際の超一等地はもう開拓できませんが、バーチャルな土地は開拓が可能です。

患者が病院・クリニックなどの医療機関を探すときの検索パターンは無限にあります。ある程度の類型化は可能ですが、無限であることを理解してください。類型化された検索パターンに対応しただけのSEO・SEMで満足してしまう場合がありますが、これでは超一等地を手に入れることはできません。

もちろん代表的な検索パターンへの対応は必須です。駅前の一等地には及びませんが、ネット上にしっかりと存在感を示すことができます。駅看板と同程度の宣伝効果は期待できます。

検索エンジンを使う際の患者の代表的な検索パターンとしては、以下のキーワードによる検索があります。

@「(地域名)」+「病院」
A「(医療機関名)」
B「(疾患名)」
C「(地域名)」+「(疾患名)」
※上記の()は固有名詞

上記4つのキーワードへのSEO対策は必ず行ってください。特にトップページのSEOは重要です。ホームページ制作を委託している業者に依頼し、確実に対応してください。

トップページのSEOだけでは上記キーワードで患者が検索したときに貴院ホームページが上位表示されるとは限りません。しかし、この対策がなされていないと、他のSEO対策をいくら積み上げても焦点がぼけてしまいます。バーチャル空間にうまく立地できません。

代表的な検索パターンに対応した後、ホームページの内容の充実、外部リンクの獲得、リアル世界との連携、お金を使ったSEM、等々の諸施策を実行することにより、徐々にバーチャルな土地の価値を高めることができるのです。諸施策については次回以降解説します。

さて、冒頭で患者の検索パターンは無限であると述べました。無限の検索パターンにはどう対処したらいいのでしょうか。どのようなキーワードを患者は使っているのでしょうか。

無限の検索パターンを特定することは困難です。当ラボからの提案は、
・「数打てば当たる」をスマートに実行
することです。その具体的手法として院長ブログによる情報発信を推奨します。

院長ブログによる情報発信によって、貴院ホームページを大量の文書・キーワードで重装備することができます。何回も何度も不自然でなく「(地域名)」「(医療機関名)」「(疾患名)」を繰り返し書くことができます。その他のキーワードもちりばめることができます。

もちろん院長ブログ以外の方法で貴院ホームページを充実し大量の文書・キーワードで重装備することは可能ですが、無意味に分厚いパンフレット的なホームページになりがちです。分厚いといっても無限に増やすこともできなければ、パンフレット的では患者の感情に訴えるようなコンテンツともいえません。

院長ブログをたくさん書くと貴院ホームページには知らず知らずのうちに大量の文書・キーワードが集積されます。その集積がそのまま患者の無限の検索パターンへの対策となるのです。院長の医療に対する考え方・趣味・性格なども情報発信できるので情緒的なキーワードへも対応できます。

院長ブログを最低でも月に1度、できれば毎週、理想は毎日、書きつづけてください。毎回話題を変えて検索エンジンにひっかかるためのキーワードのバリエーションを増やしてください。

意識的にキーワードのバリエーションを変えていくにこしたことはありませんが、無理をすると長続きしません。とにかく気軽に継続的に院長ブログを書き続けることが大事です。継続は力なり。じわりじわりとバーチャルの土地の価値が向上していくはずです。

ちなみにWebマーケティングでの院長ブログの意義については、
http://blog.dr-ml.jp/article/8679537.html
など、【白衣のマーケター】でさまざまに取り上げていますので、「院長ブログ」で記事を検索してみてください。

前々回にご案内したGoogle Analyticsは既に設定済みですか? もしまだのようでしたらすぐにでも設定してください。
http://www.google.com/analytics/ja-JP/

どのようなキーワードを使って貴院ホームページに患者がアクセスしているかがよくわかるようになります。多種多様なキーワードでアクセスされることに驚くことでしょう。

検索された後も、院長ブログは絶大な効果を発揮します。患者が通院する前に院長の人となりを事前に知ることができるので、複数の病院・クリニックを比較するときに貴院が選択されやすくなります。

院長ブログは院長の単なる日記ではありません。貴院のサービス情報そのものであり、かつ、ネット診療圏の超一等地を開拓するためのツールなのです。

次回につづく。