2008年04月13日

【白衣のマーケター】ネット診療圏特集(その4・バーチャル土地の価値を暴騰させるためには)

病院・クリニックが立地するバーチャルな土地の価値をじわりじわりと上げる方法として、前回は院長ブログの活用を解説しました。今回は土地の価値を一気に上げる方法をご紹介します。Yahoo!・Googleなどの検索エンジンのリスティング広告を使う方法です。

リスティング広告とは、検索エンジンのキーワードを購入し、患者がそのキーワードで検索したときに、検索結果の広告欄に貴院ホームページへの案内広告が表示される仕組みです。検索者がその案内広告をクリックしたときに広告料が課金されます。

リスティング広告はバーチャルな土地の価値を瞬時に上げる特効薬です。申し込みをした日にすぐに効果が現われます。バーチャルな土地の価値が暴騰します。

お金を使っているので当たり前といえば当たり前ですが、実際の土地ではいくらお金があっても購入できない超一地があります。バーチャルな土地ではそれがありません。必ず目的の超一等地が手に入ります。

例えば患者が「東京」+「歯科」で検索したとします。東京に数千件の歯科医院がある中、貴院のホームページが検索結果の1ページ目に表示される可能性は極めて低いと思われます。それが「東京」+「歯科」のキーワードを購入するだけで、1ページ目に貴院ホームページの案内広告が表示できてしまうのです。

もちろんSEO(検索エンジン最適化)業者に多額の業務委託料を支払って、しかも外部リンクの獲得やコンテンツの充実など気が遠くなるような作業を行えばリスティング広告を使わなくても1ページ目に表示される可能性はあります。しかし、そのための労力は並大抵のものではありません。

リスティング広告への出稿にあたって、何のキーワードを買うかでネット診療圏の設計が異なってきます。「東京都」を買うか「目黒区」にするか「自由が丘」を購入するか。

リアルの実際の診療圏にネット診療圏を合わせるのが基本ですが、ネット診療圏はまだまだ競合が少ないので広めに設計するのも一考です。

リスティング広告の単価はキーワードごとに異なります。Yahoo!の場合は最低9円から出稿できます。むしろ勝負は単価ではなく、貴院ホームページを見たあとの来院率が重要です。(Webマーケティングではコンバージョン率といいます)

10人がクリックしてその内一人でも来院すれば、一人当たりの広告コストは90円となります。仮に単価が100円の場合でも一人当たりの広告コストは1,000円です。その後に引き続き来院するようになれば新規患者獲得コストとしては高いコストではありません。

10人に1人の10%の確率で来院すれば単価が100円でもやっていけます。10%か1%か50%か、貴院のホームページの内容で決まってきます。

ここでも院長ブログの役割が大きいと当ラボでは考えます。医療機関の基本情報をきれいなデザインで表現するだけのありきたりのホームページでは他院と差別化できません。

院長ブログの内容の充実、これにより院長の魅力、医療機関の魅力が患者に伝わります。患者も人間です。院長も人間です。人間同士の相性が気にかかります。院長ブログを見ればある程度院長の人となりがわかります。この安心感を軽視してはいけません。

リスティング広告のコンバージョン率を上げるためにも、院長ブログをマーケティング・ツールとして活用するべきです。

院長ブログをはじめとした貴院のホームページが来院率を高めるような品質のものであれば、積極的にお金をかけてリスティング広告を活用することをお勧めします。

次回につづく。