2007年09月16日

【白衣のマーケター】SEOと診療圏

SEOにおける診療圏をどう考えたらよいでしょうか?
貴院名の存在を知らない診療圏の住民の方とのインターネット上の出会いは大切です。

かかりつけ医を近所で探すWeb上の行動は、患者がよくとられる行動です。

例えば東京都渋谷区に住んでいる方が、検索キーワードを「渋谷 病院」とし、AND条件で検索することはよくあります。検索結果には渋谷区所在の病院・クリニックがリストアップされます。

おそらく患者は1ページ目の1件目から順番にクリックして、ホームページを次々に見ていきます。2ページ目、3ページ目くらいまでならもしかしたらクリックして頂けるかもしれません。(可能性は低いですが)

病院・クリニック側の視点のSEOにおいては、「病院」という一般用語と診療圏を組み合わせたAnd条件の検索キーワード対策は重要なので実行すべきですが、患者視点でいうと、おおいに問題があります。

近所の病院・クリニックのホームページが全てリストアップされているかがわからないからです。

ロジカルシンキングでいうところのMECE(ミーシー、Mutually Exclusive Collectively Exhaustiveの略。要するに”ダブリなく・漏れなく”という意味)でないのです。

全体像がわからない情報について人は信頼を寄せません。まだ他にいい情報があるのではないか? という不安が残ります。

Yahoo!・Googleなどの検索エンジンで情報を検索するときには、常にこのMECE問題がつきまといます。

ラーメン屋や雑貨店の検索ならまだがまんできたとしても、人の命にかかわる医療情報において人はナーバスになりがちです。この点からも医療マーケティング独特の環境があります。

ではどうすればいいのか。患者が検索したときに診療圏をMECEに表示するサービスがあればいいのです。

この課題を解決してくれるサイトはたくさんあります。地域の索引機能があり、それをたどっていくとその地域の病院・クリニックが表示されます。

ただこれらのサービスも問題をはらんでいます。クリニック名・住所・TELなどはMECEでも、ホームページのURL情報がMECEでないケースが多いのです。URL表示を広告扱いにしていることもよくあります。

この状況を打破するためにはどうしたらいいか。当ラボの研究課題となっております。検討状況の進捗についてこのオンライン・マガジンで今後お伝えして参ります。

次回につづく。