2008年01月20日

【白衣のマーケター】芥川賞をねらう必要はありませんが。。。

貴院のホームページではアクセス解析を行っているでしょうか。
有料・無料の様々なアクセス解析サービスがありますが、有名なものではGoogleのGoogle Analyticsがあります。高機能ながら無料で使えます。

Google Analyticsを使うと、見込み患者による貴院ホームページへのアクセス状況を定量的に把握することができます。

ページ別・時間別・リンク元・検索エンジン・検索ワード・OS・ブラウザ等々、定量データを集めることができます。

医療マーケティングにおいて、集めたデータをどのように活用すればよいでしょうか。

アクセス解析という言葉の響きは統計学的分析を想像してしまいます。しかし、むしろ文学的感性の方が重要です。

想像力なしにデータからは何も見えてきません。

芥川賞級の文学的才能は必要ありませんが、データの裏、裏の裏、に潜むアクセスした見込み患者の感情・気持ちをイメージすることから医療マーケティングのアクセス解析ははじまります。

どんな境遇の人が、いかなる気持ちでパソコンの前に座り、どういった基準で検索キーワードを選択し、多数ある検索結果リストの中からなぜ貴院ホームページが目に留まり、貴院ホームページにおいて何を求めてページをめくったか、
院長は作家のような感性でフィクションを書かなくてはなりません。

小説と違って医療マーケティングにおけるフィクションはフィクションのまま終わらせません。限りなくノンフィクションに近づけていく作業・努力がマーケターには必要です。そうでないと医療サービスの向上につながらないからです。

フィクションの中で設定した主人公である見込み患者に対して、主人公が行動しやすい環境をSEO・SEM的に創造し、主人公が求めるコト・したいコトを貴院のホームページや院長ブログで用意します。

院長ブログへのアクセス数が少なければ、内容に問題がありファン化していないのか、単に院長ブログへのリンクが目立っていないのか、トップページの第1印象が悪くてきびすを返して貴院のホームページから去ってしまっているのか、ひとつひとつ仮説を立て、見込み患者が満足するのではないかという改善を試行し、結果を検証し、事実を追求する必要があります。

つまり、主人公の性格・行動パターンの仮説を立てて、その主人公が満足するであろうコトを実行してみるのです。

その結果、主人公が満足したら、その部分はフィクションではなくノンフィクションとして認識します。貴院の見込み患者イメージに関する仮説が証明されたわけです。

もし満足しなければそのフィクションは書き直しです。違うストーリーのフィクションを再度考え直す必要があります。

フィクションの出来が悪いと、ノンフィクション完成までの道のりが遠のきます。文学的素養・イマジネーションが乏しい方はアクセス分析に苦労することになります。

医師として、医療マーケティングのマーケターとして、結局は人間学に行き着くのだと思います。

次回につづく。